平成28年(2016)109代 初めて郊外で定演、NEWを模索して2つの委嘱作品残す


男声合唱界におけるNEW(新しいこと)を模索した1年でしたが、四連「ハレー彗星独白」では50名を切る状態で、団員の減少と練習参加率の低さを改善する努力も懸命に続けました。1年生がよく奮闘して定演では95名がオンステし、ワセグリの伝統をしっかり110代に引き継ぐことができました。

音楽面では、四連までは人数の少なさもあり、サウンドアンサンブル重視への方向転換を目指しました。109代の初ステージである送別で「CUATRO CANTOS PENITENCIALES」、六連で委嘱ミュージカル「負け犬ルーカス」、四連で「ハレー彗星独白」など独特の選曲を行いました。そして定演では田中達也氏に委嘱した「夢の手ざわり」など2つの委嘱作品を初演して男声合唱界に新しいスタンダードを提示し、まさしくNEWを切り開くことができました。

109代が大苦戦したのは定演会場の確保。厚生年金会館閉館以降、ワセグリは毎年ホール取りに苦労させられてきましたが、この年は第一希望のホールは落選、前年の日比谷公会堂も耐震工事で使用不可。悩みに悩みながら、インターネットで目に付いたのが「府中の森芸術劇場どりーむホール」で、値段も通常の半分。ホールの響きも良いし、担当マネは同期を懸命に説得して、史上初の郊外定演開催となりました。懸念した集客も、団員の連日の情報宣伝努力で満席の大成功を収めました。府中稲門会の支援も頂きました。

この代も財政を安定させるため数多くの特ステに参加、テレビ出演なども幅広く受け入れました。学指揮の山田昌司は、送別・六連を振り、定演では1ステで多田武彦「木下杢太郎の詩から」を指揮、見事な音楽性を披露しました。特ステでも大奮闘でした。

2016年〈109代〉主要演奏曲目

  • 送別
    「CUATRO CANTOS PENITENCLALES」曲:バビエル・ブスト 指揮:小林昌司
  • 六連
    「(男声合唱のための)ミュージカル・負け犬戦隊ルーザーズ」(委嘱初演) 曲:久田菜美 指揮:小林昌司
  • 四連
     「(男声合唱とピアノのための組曲)ハレー彗星独白」曲:鈴木輝昭 指揮:藤井宏樹
  • 定演
    1.「三つの刻」「路標のうた」曲:三善 晃 指揮:松井慶太
    2.「キレッキレ ギャグ&ポップス」 指揮:高嶋昌二
    3.「木下杢太郎の詩から」曲:多田武彦 指揮:小林昌司
    4.「夢の手触り」(委嘱初演)曲:田中達也 指揮:相澤直人

2016年〈第109代〉学生役員・客演指揮者一覧

〈会長〉伊東一郎
〈客演指揮者〉藤井宏樹(四連) / 松井慶太(定演) / 高嶋昌二(定演) / 相澤直人(定演)
〈ボイストレーナー〉和田ひでき
〈学生部長〉新井晴晶
〈学生指揮者〉小林昌司
〈パートリーダー〉1T 古田夏樹 / 2T 奥村 恒 / 1B 佐藤尚至 / 2B 小野直也
〈内政〉佐藤俊輔・山渕陽介
〈外政〉清水貴裕
〈会計〉石川稜太・佐藤瑛哲
〈演奏会(六連)〉好士崎雄飛
〈演奏会(四連)〉小暮千紘
〈演奏旅行〉門倉 永
〈学内〉荏隈一輝・児玉 良
〈OB担当〉中島章吾
〈合宿〉味澤尚人
〈記録〉蓮見智彦・佐藤瑛哲
〈編集〉柳下 幹・山渕陽介
〈印刷〉蓮見智彦・味澤直人・北条信樹
〈ライブラリアン〉小暮千紘・柳下 幹
〈DM〉門倉 永
〈Web〉阿久津拓也・石井田光
〈MIDI〉阿久津拓也・楠山大輔・牧浩一